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新型コロナウイルス感染症が世界的大流行 
下水道の始まりは感染症(コレラ)が関係している

ヨーロッパでは感染症の流行が下水道整備の契機となった。
日本では江戸時代末、開国により外国人から広まったコレラ(腸管感染症)が猛威をふるい、明治12年と19年には、10万人以上の死者が出た。

当時、抜本的な対策として期待されたのが衛生環境を改善する上下水道の整備だった。
日本では上水道の整備が先行して開始され、下水道の整備は一部の都市を除き今から50~60年前の高度経済成長期まで待つことになる。荒川左岸南部流域下水道の事業が始まったのもこの頃である。

最近では、処理場に流入する下水中のウイルスの量、インフルエンザ治療薬濃度を量り、市中の感染状況を知る研究なども行われている。


職員2名が採水をしている様子の写真 内閣官房新型コロナ対策推進室の職員3名に説明する様子の写真
新型コロナウイルス目的の採水
(令和2年6月13日)
試料は東京大学都市衛生工学研究室へ提供 
「高感度検出計を用いた下水疫学調査」関連
内閣官房新型コロナ対策推進室の視察
(令和3年11月8日)
新型コロナウイルスの写真 調査員が推進室の視察員に案内する様子
新型コロナウイルス(出典:国立感染症研究所HP) 同上
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