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東日本大震災 2011年(平成23年)3月11日
1日の中断もなく下水処理を継続、放射性汚染焼却灰の保管に苦労

マグニチュード9.0の超巨大地震により東北地方沿岸部を中心に東日本に甚大な被害が発生した。最大震度は7(宮城県北部)、埼玉県南部でも震度5強を記録した。
荒川左岸南部流域下水道では、下水処理場(水循環センター)に被害が集中し、下水道管や中継ポンプ場では大きな被害は出なかった。地震発生後電力供給の停止がなかったのは幸いだった。

① 被災状況 
水処理施設(1系~6系、8系)では、「処理水が大波を打ち」汚泥掻き寄せ機の駆動チェーンが 脱輪、汚泥掻き寄せ板(フライト)の破損などが発生、処理池の約半分が停止した。
残りの処理池を稼働させ、1日の中断もなく下水処理を続けた。
余震が続く中、順次作業を進め4月上旬には全池が復旧した。
汚泥処理施設では、1号2号焼却炉の電気集塵機が故障したが、3月14日に仮復旧した。
チェーン脱輪状況(排水後)の写真 フライト修繕加工作業の様子(作業員6名が作業している写真)
チェーン脱輪状況(排水後) フライト修繕加工作業

② 福島第一原子力発電所事故による放射性物質に汚染された汚泥焼却灰の保管
焼却灰は通常、セメント工場等に搬出し処分されるが、高濃度の放射性物質に汚染された焼却灰は受け入れ先がなく場内での保管を余儀なくされた。保管焼却灰の処分完了は平成30年2月になった。
汚泥焼却灰の保管の様子 汚泥焼却灰の保管の様子場内のいたるところが保管場所になった
保管状況(平成24年10月) 場内のいたるところが保管場所になった
保管状況 前方に職員5名と説明を聞く住民約15名の写真
保管状況 住民説明会 平成24年10月24日

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