埼玉県下水道公社／クマムシくんのページ

第２回埼玉下水道検定クイズ＜中級・正解と解説＞

問題・正解と解説

（１）

埼玉県内の下水道処理人口は、およそ何万人でしょう？

１　約３００万人
２　約４５０万人
３　約６００万人

	埼玉県の人口約７４０万人のうち、下水道処理人口は約６００万人です（令和２年３月末日現在）。 ★埼玉県の下水道処理人口についてはこちら ⇒ https://www.pref.saitama.lg.jp/c1502/mottogesuido/seibiitiran.html

（２）

下水が水循環センターまで自然に流れるように、下水道管の途中でくみ上げる施設を何というでしょう？

１　中継ポンプ場
２　排水機場
３　浄化槽

	下水道管は下水が自然に流れるように勾配が設けられており、徐々に深くなっていきます。一定の深さになると、中継ポンプ場で下水を地表近くまでくみ上げ、再度、自然に流れるようにします。

（３）

埼玉県流域下水道では、４７市町の汚水を処理していますが、次のうち、そこに含まれる市町はどこでしょう？

１　東松山市
２　飯能市
３　嵐山町

	流域下水道は複数市町村の下水を集め、まとめて処理する下水道で、嵐山町は市野川流域下水道に含まれます。東松山市や飯能市などは、市町・組合の終末処理場で下水を処理しています。

（４）

水循環センターの水処理施設にある反応タンクには、ある目的で空気を吹き込んでいますが、それは何でしょう？

１　水温を下げるため
２　空気で機械をを動かすため
３　微生物の働きを活発にするため

	微生物は、空気を得ることで動きが活発になります。微生物が汚れを食べて繁殖した後、塊となって沈むことで、水がきれいになります。

（５）

埼玉県の流域下水道が１日に処理する下水処理量は、５０ｍプール（※1）でおよそ何杯分でしょう？
※1　長さ50m、幅25m、深さ2mのプールの場合

１　約２００杯分
２　約８００杯分
３　約１,４００杯分

	埼玉県管理の９処理場で１日に処理している下水の量は約２００万㎥で、５０ｍプール約８００杯分です。

（６）

埼玉県が高度処理した下水処理水は、さいたま新都心地区において何に再利用されているでしょう？

１　トイレの水
２　飲み水
３　温泉の水

	環境に優しいまちづくりを進めているさいたま新都心地区では、高度処理した下水処理水を貴重な水資源ととらえ、トイレ洗浄水に再利用されています。

（７）

埼玉県下水道公社ではBOD値（※2）１Lあたり３ｍｇ以下を目標に水の汚れを除去していますが、これはどんな魚が棲める程度の水質でしょう？
※2　BOD値…水の汚れ度合いを表す指標。数値が大きいほど汚れの度合いが大きくなります。

１　メダカ
２　アユ
３　鯉

	埼玉県では、平成２０年度から「川の再生」に取り組んできた結果、アユが棲むことができるきれいな水質の河川の割合が、令和元年度には９３％に達するまで改善しました。

（８）

下水道事業を所管している国の省庁はどこでしょう？

１　国土交通省
２　環境省
３　厚生労働省

	下水道事業は国土交通省が所管しています。 ★国土交通省の下水道事業のページはこちら ⇒ https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/index.html

（９）

埼玉県では流域下水道のマンホールカード（※３）をどこで配布しているでしょう？
※3　新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当分の間、配布を中止しています。

１　水循環センター
２　埼玉県庁
３　県立図書館

マンホールカードとは、ＧＫＰ（下水道広報プラットホーム）が企画・監修するマンホール蓋のコレクションアイテムで、マンホール蓋を管理する地方公共団体とＧＫＰが共同で作成したカード型のパンフレットです。
※現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、配布を中止させていただいていますが、再開の際はホームページ等でお知らせします。
★埼玉県流域下水道のマンホールカードはこちら ⇒
https://www.pref.saitama.lg.jp/c1501/koho/manhole-card.html

（10）

水循環センターでは微生物の働きで下水を処理していますが、次の写真にある微生物の名前は何でしょう？　

１　エピスティリス
２　クマムシ
３　ゾウリムシ

	ゆっくり歩く姿から緩歩（かんぽ）動物と呼ばれ、かたちが熊に似ていることからクマムシと呼ばれています。 ★下水をきれいにする微生物はこちら ⇒ https://www.saitama-swg.or.jp/40kumamushikun/mascot.html